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《FC2》(マルチカテゴリー)《FC2》システムウォッチ

《FC2》ブログは、書籍化が難しくなる?!

【11/7リクエストも出してみました。】
 《FC2》の公式ブログ「FC2総合インフォメーション」では、これまで、しばしば、《FC2》ブログユーザーの出版の紹介記事(例*)が上がっていました。
 でも、今後、もしかしたら、《FC2》ブログの書籍化は困難になっていくのでは? という疑問があるのです。

 後述するように、《FC2》ブログの規約は現在、かなり曖昧なことになっています。
「うちのブログは、おたくの出版社から本を出したとしても、他の出版社からも出ちゃうかもしれません」
 《FC2》ブログを使うと、現在、この状態にある、とも取れるのです。商業出版においては、本を出すときには「最初に出版した出版社以外から同じ本を出さない」という前提になるのが、出版の常識です。こんな条件で新人の本なんて、出ないんじゃないでしょうか??

(例*)
2010/10/28:「37歳中卒東大生」
2010/10/14:「山女子宣言」
2010/07/26:「ケチケチしないで500万円貯金しました」
2010/07/20:「続 花福日記 お花屋さんのあたふた毎日」
2010/06/25:「歌うお弁当」

「出版権」は専有が前提

 ためしに、Googleで「二重出版」と検索してみてください。それがどれほど非難に値する行為とされているかは、概略把握できるかと思います。
 また、著作権法においても「出版権」は以下のように規定されています。

80条1項
出版権者は、設定行為で定めるところにより、頒布の目的をもつて、その出版権の目的である著作物を原作のまま印刷その他の機械的又は化学的方法により文書又は図画として複製する権利を専有する。

 「出版権」とは、「一つの出版社」に対して、「専有」させることが前提となった権利なのです。

 無論、大文豪ともなれば、複数の出版社が、相互に了解の上で、本を出すこともあります。
 しかし、「人気ブログを本にしよう」という出版社が、砂の真砂のようにあるブログの中から、対象のブログを選ぶときに。
「うちのブログは、おたくの出版社から本を出したとしても、他の出版社からも出ちゃうかもしれません」
「おたくの出版社から本を出すのですから、他の出版社からは出しません」
 ── 両方のブログに山のように候補があったら、わざわざ前者を選ぶでしょうか?

 2年前の記事ですが「主要ブログサービスの著作権規定、格付け一覧」 を見ると、ユーザーの「出版権」確保にもっと留意した規約をもつブログはたくさんあります。
 他のブログサービスから出版対象を選ぶのではないでしょうか。
(リンク先の分類に従うと。2年前の《FC2》の格付けは、4a。後述する《IDガイドライン》だと、たぶん5aに格落ちです)

《FC2》ブログの規約は変わったのか?

フォーラムのある質問回答を拝読した際に、ブログトップページの「ブログ利用規約」からリンクされている先がhttp://blog.fc2.com/kiyaku.htmlからhttp://help.fc2.com/blog/tos/ja#service_blogへリダイレクトされることに気づきました。

このページからリンクされているhttp://help.fc2.com/common/tos/ja#common_baseには、こう記されています。(以下、《IDガイドライン》と略します)

ユーザー保有の作成物
ユーザーは、本サービスを通じてアクセスできる情報及び作成される掲示板、ブログ、サイト等の空間内の全ての情報(以下「コンテンツ」といいます)上で生成されるユーザー自身の作成物について、著作権およびその他の権利を保持します。ユーザーが本サービスを通じて発生した作成物は、編集、翻訳、出版、実演、展示、プロモーション、配布する権利をFC2が無条件で利用できるものとします。この権利はFC2が本サービスの運営上の理由により必要不可欠のものであるとし、ユーザーはこれを承諾するものとします。


 以前リンクされていたページには、こう書かれていました。(以下、《ブログkiyaku》と略します)

ユーザーはFC2BLOG内においてユーザーが作成したテキスト・画像・テンプレート等の内容について著作権を有するものとします。
FC2はユーザーが作成したテキスト・画像・テンプレート等をFC2運営・コンテンツ構成において必要とされる場合に転載、要約する権利を有します


 いつ変わったのかなーとフォーラムできいてみたら、Paroday氏から教えていただきました、以前から両方の規約が存在したそうです。(ID規約のほうは見逃していました^^;)

 ただ、「IDの規約」と「ブログの規約」に矛盾があった場合、「ブログ」の中では「ブログの規約」が優先すると読むのが普通だと思います。
 たとえば、「町をハダカで歩いてはいけません」という「決まり」があって、「でも銭湯の中ではハダカでもいいよ」という「決まり」があった場合、銭湯の中では銭湯の決まりが優先しますが、それを町全部には拡大解釈ができませんよね。

 これもParoday氏からの情報ですが、携帯ページから閲覧できる規約はhttp://blog.fc2.com/mobile/kiyaku/kiyaku06.xhtml、文言は《ブログkiyaku》のままだそうです。また、《ブログkiyaku》のページが削除されていないことから、これはまだ有効なのではないか?という考え方も示していただきました。

 現状は「曖昧」だと思います。
 この記事では「もし」《ブログkiyaku》が無効で、《IDガイドライン》のみが有効と考えると、どういういことが起こるかを「仮説として」考えてみようと思います。
 なお、当方は著作権法の専門家ではありませんが、ある程度専門性のある勉強をしてきた者です。間違いなどありましたら、指摘を歓迎します。
 また「本規約及び条件は、FC2の判断によりユーザー及び利用者の承諾なく随時変更・改訂を行うことができるものとする」の条項については承知しています。《FC2》の規約変更権を認める、ということと、変更した内容について批評研究ができる、ということは矛盾なく両立すると考えています。


《IDガイドライン》への疑問、問い合わせ、回答

 率直にいって。《IDガイドライン》文言はかなり判りにくいと思います。

◆発生した生成物
 まず、「発生した生成物」という語が、良く判りません。
 最初は「派生」の誤字かな?とも思いました。たとえば、《FC2》ブログの記事で《FC2》のノウハウ系のものがありますよね。たとえば《FC2》公式テンプレートに、ユーザー記事にあったスクリプトを組み込んだ場合、《FC2》がユーザーのOK貰うまで「配布」できないのはカンベンしてよ、と。それは判る気がします。
 「発生」で正しいとすると。たとえば「カビが発生した」「ガスが発生した」「エラーが発生した」という風に使いますが。その語のニュアンスの中には、「自然発生的」というニュアンスが含まれるように思います。エッセイが発生した、とか、小説作品が発生した*、とか、写真が発生した、とか、イラストが発生した、という言い回しを聞いたことがありますか? 私は、ないです。でも「議論が発生する」とは言いますよね。
(*小説「ジャンル」の発生はある。文学史における「私小説の発生」の類)
 「本サービスを通じた“自然発生的”生成物のみ、ユーザーには独占権を与えず、《FC2》が「編集、翻訳、出版、実演、展示、プロモーション、配布」できるよ、と読むと、それなりに判りやすくなります。たとえば、《FC2》掲示板で「発生した議論」に関して、根本的な著作権は個々の投稿者にありますが、議論スレッドの個々の投稿を切り出しても、ほとんど意味をなさないことが多いと思います。「議論のスレッド」全体を「編集、翻訳、出版、実演、展示、プロモーション、配布」できるのは、《FC2》だよ、と読むのであれば、《2ちゃんねる》のスレッドの出版は《2ちゃんねる》に著作権があることにしたよ、というネットの実例に照らしてもそれほど抵抗感を覚えません。ブログでも、記事の著作権はユーザーにあるけど、コメント議論まで含めるときは《FC2》のものだよ、というのであれば、まぁしょうがないかな、と思います。
 しかしもし、「発生した」を「発表した」という意味にとると、かなり重大です。たとえば、「ブログ記事」についていも《FC2》が「出版」できるとなると、ユーザーの「出版権」は奪われてしまいます。(前述した通り、「出版権」は、専有を前提とした権利です)

◆運営上の理由により必要不可欠
 次に、「この権利はFC2が本サービスの運営上の理由により必要不可欠のものであるとし、」という部分が、私には理解できませんでした。
 「ユーザーが本サービスを通じて発生した作成物」を、「編集、翻訳、出版、実演、展示、プロモーション、配布する権利」は、「FC2が本サービスの運営上の理由により必要不可欠」なので、「ユーザーはこれを承諾するものとします」なのか。
 それとも、「FC2が無条件で利用できる」「編集、翻訳、出版、実演、展示、プロモーション、配布する権利」は、「本サービスの運営上の理由により必要不可欠」なものに限定しています、という意味なのか。

 両者について#382記事の質問を、問い合わせに投げたのですが。
 「ああ、これなら安心して本にできますね」というような答えはいただけませんでした。 ただ、いただいた回答をここに書くことはできませんので、ご興味がある方は、#382記事をそのまま、問い合わせフォームに投げてみてください。
 たぶん、同じ回答が戻るのではないかと思います。
 「いや、すごく安心できる回答がきたよ!」という方がいらっしゃいましたら、こそっと教えてください。
 ミ^。^彡っヾ[私ももう1度投げてみます^^]

規約をユーザー不利に変更するなら、変更日付を

 上に記したとおり、現在、規約は変わったのか変わっていないのかも、よく判らない状況です。
 規約を変えるなとは言うことができませんが。ユーザー不利に変えるなら「いつ変えた」と日付を明記していただきたい。
 「不利益不遡及の原則」というのがありまして、契約を一方に不利に変更する場合、「遡って」適用することはできないことになっています。
 なので、もし規約が変わったのだとしたら、それが適用されるのは、その後に掲載された記事となるはずです。
 つまり日付は重要です。ぜひこれは、明記していただきたいと思います。

《FC2》は、本を出せるか?

 仮定として。《FC2》側が、ブログ規約を、

 ユーザーが「ブログ」を通じて「発表」した作成物は、「非独占的に出版」する権利をFC2が無条件で利用できるものとします。
 この「非独占的に出版する権利」はFC2が本サービスの運営上の理由により必要不可欠「なので」、ユーザーはこれを承諾するものとします。

 (カギカッコ内は、記事筆者による読み替え)
 と考えているとしましょう。

 ユーザーがブログを書籍化し、大ベストセラーになったと仮定します。
 《FC2》は実際のところ、同じ本を後発で出せるでしょうか?

 出版社を作れば、出せます。日本語の本だと仮定すると、マーケットは日本だけ。しかも本屋独特の取次ぎ制度とか、道は極めて困難ですが、出せなくはありません。
 流通実績のある出版社が引き受けるか? これは商慣習上、かなり危ういものを感じます。

 一方。やや旧聞に属しますがmixiの規約騒動から推測しても、かなりの騒ぎになるでしょう。
 「出版を考える」レベルのブログ、つまり、購読価値のあるブログは、いっせいに《FC2》を逃げ出すでしょう。
 本は出してもろくに売れない、優良ブログは移転。それがブログサービスとして有利な選択になるのでしょうか?

 たぶん、本は出ない、出せないんじゃないか、って、私は思うんですけど。皆さん、どう思います?

 最初に書いたとおり、《IDガイドライン》がブログ規約であるとなれば、「まっとうな」出版社は、《FC2》ブログを書籍化しにくくなると思います。
 それでも本が出るとしたら、出版社は、
「《FC2》さんだって、あえて別出版社から本を出したりしませんよ」
「引き受ける出版社があるとも思えませんし」
 ……とでも考えているってことになります。

 いや、もちろん本なんて出す気はないのさ、不安感を持つのは、阿狐めだけだよ! というご意見もあるかと思いますが。そうでもないんだな。2ちゃんねる「FC2 blog vol.60」にこんな投稿があったようです。

939 名前:さくたろう[] 投稿日:2010/07/25(日) 10:12:33 ID:avejnfzq
FC2ブログIDを取得する前に規約をきちんと読んだために心配事ができました
FC2利用規約2-7 ユーザー保有の作成物(規約引用省略)
これを文理解釈するとFC2は私のブログを勝手に出版して印税も払わないことが許されてしまいます
そのような悲しい実例が存在するかどうか教えてください



 もし、ユーザーのブログを勝手に本にする気なんてないのだとしたら。
 規約のなかに規定だけあっても、使う気もなく、現実、使えないとしたら。
 規約のなかに置いておいても、意味がないと思いませんか? 《FC2》さん。
 ユーザーに不安感を与えるだけで、実際に使えない規約なんて、百害あって一利なしだと思いませんか? 《FC2》さん。

【11/7リクエストも出してみました。】
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こちらにもコメントを

思わずのコメントです。
銭湯の例はわかりやすいですし必要十分条件としても面白いですし納得です。

仕事上、法律の文面をよく読むのですが
たいてい曖昧で、たいてい『他、〇〇が認めた場合』『〇〇等』のような
結局オールマイティなんぢゃん!ってな書き方がされているよなぁ
なんてことを連想しました。
(で、〇〇法施行規則とか実施要領とか通達(という検索のかかりにくいモノ)とかで補われてるんですけれど。)

全文を真剣に読んだことない(読解という意味で。)ですが
定款や『同意するをクリック』関連なんかもそれ系ですよね。

きるさん、いらっしゃいませ

>〇〇法施行規則とか実施要領とか通達(という検索のかかりにくいモノ)とかで補われてるんですけれど
 おおお。法文には泣かされてます<本業
 ただ法律の場合、相手にしてる人数が多い(国民全部)ですから、その分、実例も出てくるんですけども。ブログの場合、少なくとも私の知る限り、どこかのブログシステムがユーザーの記事を「勝手に」本にして売ってしまったという例はないと思うんですね。
 ブログ以外ですと。2ちゃんねるの「泣ける2ちゃんねる」なんかは一人の文章が本になったわけじゃない。知恵袋の本もそうです。一人の「作品」がメインになったものですと、たとえば「電車男」や「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」なんかだとメインの方と連絡をとったらしい、という話だったと記憶してます。
 実例がなく、規約だけが存在する場合、例から今後対応を類推するってことが不可能なので。厄介なこときわまりないわけですw

No title

TBいたしました。

> 実例がなく、規約だけが存在する場合、例から今後対応を類推するってことが不可能なので。厄介なこときわまりないわけですw
わたしの推敲のお師匠さまが常々おっしゃるには、『物語のインフラを整備せよ』。
基盤なくして人は住まず、という考えだと不肖の弟子は思っていますが。規約のインフラをきちんと整備して、人が壁に阻まれないブログに定住したいです。。。

ちっと確認しておきたいのですが

ブログのユーザーは多様で、「ほとんどの」ブロガーは出版なんて前提にしていないと思われます。

出版を前提としないのなら、規約でブログ運営企業に出版を許してしまっても「自分がしたいことを阻害される」ことはありません。「したいともしたくないとも想定してなかったことを、されてしまう」危険はありますが。

うちは「ブログで小説」ですから、「したいことを阻害される(=出版が困難になる)」ことを声に大にしていくわけで。物語のインフラだけを前提にするなら、《FC2小説》を使って欲しいんじゃまいかと<《FC2》サイド

あー、申し訳ありません。

規約についてのたとえ方がいけませんでしたね。お師匠さまからあとでこってり叱られそうですorz すみませんでした。

>《FC2小説》
うーんうーん、それはどうなんでしょう?<《FC2サイド》
あまり《FC2小説》に馴染みがないのもありますが。個人的には、《FC2サイド》が、あの場で行われているサービスを“提供している”のではなく、“集約させた”感があります。

いえいえ、きむろみさんが謝るようなことでは

うちって所詮マイノリチーなのでw それは意識しとかないとなぁとは思うんですけども。かといって「ブログは日記に使うものだ、ゴルァ!」って感じの人たちとは、一線画しておきたいしなぁ。……という感じですw

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問い合わせ中

FC2利用規約について問い合わせ中。 後で記事編集予定。スタッフからお門違いと笑われそうですけども。気になると突撃するのがきむろみ仕様、ということで。 あと、麻生/阿檀さんにも問い合わせ内容見て苦笑してもらう為だったりw<当記事 予防接種待ちなう(笑) ...

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麻生(阿檀) Author:麻生(阿檀)

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ブログで小説を手軽に連載したい方のための、
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