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ご挨拶&雑文テンプレート著作権

著作権記事、準備中www

テンプレートと著作権の記事をいったん非公開にしてあるんですが。

実をいうと、ですね。2ちゃんねるに助けを求めたんすよ
あそこは、タカラ-ギコ猫、エイベックス-ノマ猫と、“実践”(実戦?w)を経ているだけに、本物の専門家としか思えない用語づかいの書き手(それでも名無しww)が何人もいるように見えるので。

でもレスがつかなくてね~ww

そんなときに、ユーザーフォーラムのほうに良スレが立ちまして。
http://blog.fc2.com/forum/viewtopic.php?p=44639#44639
ここらを手がかり足がかりに、まとめてみるしかないですかね。。。

というわけで、依然、あきらめはせずに作業中。

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tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

準備体操、おいちにぃさん。

えー。ひっさびさの「本気記事」なので、ちょいと準備体操、おいちにぃさん。

HTML/CSSの著作権の記事を書きあぐねているうちに、私のリスペクトしているブロガーさんたちから反論コメント来ちゃうし真っ向から違う意見の記事が掲載されてしまうし、もう大変なんであるww(→追記。反論じゃないよ、と、コメントお一人から鍵コメを、記事の方からもコメントをいただきました^^;)

ぐずぐずしている間に、議論を投げて反論をいただくのではなく、こちらが「反論する」という順番になってしまった。

ときっどきいらっしゃるのだが、反論を受けると、「嫌われちゃったなー」という反応をなさる方がある。たぶん今回はそこいらへんはきちんと区別してくださるクレバーな方たちだと思うが、いちおう「そのつもり」はないことを予めお断りしておく。

これはあくまで著作権の解釈の違い、あるいは、「違いがありうる」可能性の提示であって、いってみれば、「ホワイト」を「グレイ」まで押し戻すという試みである。

それから。

法律の解釈は、法律の文章に書いてあることがまずあり、そこに書いていなければ判例をあたるというのが通例である。
法律の文章になく、あるいは線引きが曖昧で、かつ判例がない場合。
理論構築がきちんとしていれば、何を言ってもいい。らしい。

というわけで。私は私なりの理論構築を試みる。
果敢にも、と言っていただいたが、たぶん、蛮勇にも、という言葉あたりがあてはまりそうな行為。どうかお許しを願いたい。

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

テンプレ著作権を巡る冒険

この物語はフィクションです。 実在の人物・団体・事件などには、関係ありません。

物語のあらすじは以下の通り。

舞台は《FC2》共有テンプレート。
・Aさんはテンプレートを作成し、共有にした。Aさんの規約には、「改造再配布は不可」と明記してあった。
・Bさんはテンプレートをダウンロードし、HTML部分はほぼそのまま、注釈や画像など一部を変更して、共有化した。
・Aさんは、「改造再配布ですので、削除してください」と《FC2》に申し出た。
・《FC2》は、Aさんの申し出どおり削除した。

さて。誰が正しいでしょう。誰が間違っているでしょう。

《FC2》ブログの規約


 まず、規約ですが。なんと書いてあるか、引用してみましょう。

□テンプレートの著作権に関して
公式テンプレートの著作権はFC2に帰属し、FC2ブログ内に限り編集を可能とし、FC2ブログ以外での使用を禁止します。
FC2ブログで作成した共有テンプレートの著作権は共有テンプレート作者に帰属し、作者の許可なしにFC2ブログ以外に転載することを禁止します。

 私のようなスネ者がこれを読むと、ですね。著作権の発生する部分だけ、作者に帰属する、とも読めます。つまり、日本の法律で著作権が発生しない部分まで、《FC2》⇔ユーザー間契約的に保護する、という内容ではないように思えます。



HTMLソースの著作権


 では、日本の法律は、どうなっているでしょう?

著作権法第十条  この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
一  小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
(中略)
九  プログラムの著作物

 プログラムは、著作権の保護を受けます。これは確定です。
 ところが、これにはややこしい続きがあります。

著作権法第十条3  第一項第九号に掲げる著作物に対するこの法律による保護は、その著作物を作成するために用いるプログラム言語、規約及び解法に及ばない。この場合において、これらの用語の意義は、次の各号に定めるところによる。
一  プログラム言語 プログラムを表現する手段としての文字その他の記号及びその体系をいう。
二  規約 特定のプログラムにおける前号のプログラム言語の用法についての特別の約束をいう。
三  解法 プログラムにおける電子計算機に対する指令の組合せの方法をいう。

■[9/10]注■テンプレート著作権と知恵蔵裁判~いしなお様への公開私信参照のこと。
[いしなお氏]HTMLをプログラム言語ではないという解釈もありうる。だとすれば、著作権法の範疇外の可能性がある。また、レイアウトは著作権の保護によらない(知恵蔵裁判)
[麻生]サイボウズ裁判においては、グループウェアにおけるHTMLファイルにおける著作権が実際に訴訟で争われている。

■[2007/4/8]注■筆者が解法の語を誤解していたことが判明したため、文章の一部を削除した。

著作権を分けるのは、創作性


 http://www.law.co.jp/okamura/copylaw/chyo04.htmより。
 プログラムの著作権を論じるときにしばしば引用されるのが、「システムサイエンス事件(1989)」の判決文です。そのなかには、こんなことが書いてあります。

あるプログラムがプログラム著作物の著作権を侵害するものと判断し得るためには、プログラム著作物の指令の組合わせに創作性を認め得る部分があり、かつ、後に作成されたプログラムの指令の組合わせがプログラム著作物の創作性を認め得る部分に類似している事が必要であるのは当然である
またこんな部分もあります。
『本体側よりデータ入力後の処理ルーチーン』の指令の組合わせは、ハードウェアに規制されるので本来的に同様の組合わせにならざるを得ない

この事件では、処理ルーチーンに著作権は認められませんでした。なぜ認めなかったかというと「同じ組み合わせにならざるを得ない」プログラムだったからです。


テンプレートHTML/CSSに創作性はないか


 まず、《FC2》ブログのシステムは、一つのテンプレートHTMLしか動作しない、というような仕組みではありません。だから、「同じ組み合わせにならざるを得ない」がゆえに「著作権がない」と判断された、この裁判のプログラムと同列に扱うことはできません。
 次に、これが最後の難問です。テンプレートHTML/CSSに創作性があるか?
 とても漠然とした問い。哲学的、と言ってもいいかもしれません。
 私は逆に、Bさんにうかがってみたい。共有テンプレートを作成するにあたって、なぜ、公式テンプレートを元にしなかったのですか? と。
 公式テンプレのデザイナーさんには申し訳ない言い方になりますけれども、それはAさんのテンプレートのほうが、公式テンプレートより、何かの点で上だったからのではないですか? それは「創作性」の成果とは、いえませんか?
→2007/4/8再論あり


単純であること、複雑であること


 もちろん、私も「すべての」HTMLソースに著作権があるなんてことは思っていません。
 こんなの↓には、創作性がないから、著作権保護はないと思いますよww
http://homepage3.nifty.com/gaia/adankadan/kihon2.htm(あ、ひでーこと書いているようですが、いちお、自サイトですンでwww)

 プログラムと、それ以外の著作物の、単純な比較は危険ではありますが。

 ←この色見本に著作権がなくても、ピート・モンドリアンのコンポジションには著作権があったのではないでしょうか?(1944年没だからもう切れたけど)

 一つの単語には著作権がなくても、俳句にはあるでしょう? 

 複雑なものは、単純なものの組み合わせです。それが「唯一の組み合わせ」でない限り、多数の組み合わせのなかから、何を優先して、どう選ぶかに、独自性と創作性が出てきます。

 数行のソース、あるいはスクリプトをコピーすることがOKだったからといって、数百行のソースをコピーすることが同じようにOKになると、本当にそうお思いになりますか?


■[9/10]注■
この稿を書いたときには、まだ創作性の定義についてはかなり軽易なものを考えていました。(引用枠内参照)
色々調べると、かなり厳しい判例もあるようです。(PDFファイル内を「軽易」で検索してください,平成12年9月7日最高裁判所判決/印刷用書体の著作物性)

テンプレートHTML/CSSに著作権があるとすれば。

 もし、テンプレートHTML/CSSに著作権があるとすれば。作者にはその再配布の権利や使用の範囲を設定する権利があります。「誰でもコピーしていいですよ」と許諾することも自由ですし、「改造再配布は困ります」と制限する権利もあります。あるいは「これを元にする人は、改造再配布を制限してはいけません」という「コピーレフト」を宣言することもできます。ユーザーはテンプレ作家さんの規約を読み、規約の範囲でテンプレートを使うことができます。厳しい規約を守りたくないなら、規約のゆるやかな他のテンプレートを使えばいいのです。《FC2》の場合※、公式テンプレートはすべて改造自由という許諾がされているのですから、最初から共有テンプレートに参入することを目標に改造に取り組むのであれば、公式をベースにするという方法もあります。
 それは、そんなに窮屈でしょうか? 共有テンプレートの発展を妨げるほどに?
 誰でも改造再配布ができる「はず」として、「あんまり丸パクりの再配布はしてほしくないな」という作り手さんの参入を躊躇わせるのと、どちらが健全な発展を望めるのでしょう?

※ 余計ごとですが、他サービスでは、公式のテンプレートのなかにもCSS改変窓が開かないよう設定したものがあるところもあります。



 私個人は、この数日、著作権法を読み返し、判例をあたって、テンプレートHTML/CSSにはやはり著作権保護があるだろうと考えるにいたりました。もし、どなたかがこれを読みつつなお「改造再配布禁止テンプレートの丸コピ・丸パクり再配布」という冒険を実行なさるのであれば、少なくともご自分がコピーしたものに「創作性がない」と断言できるだけの論拠を持っていただきたいと、まぁ、そう思う次第であります。



■[9/10]注■
このあと、いしなお氏との議論TMP*Blogころ氏との議論を経て、私の考えはニュアンス的にかなり変わっています。
『想いを盛る器~テンプレート著作権シリーズの終わりに』を御覧下さい。

■[9/11]追記■
9/11追記:こんなもん拾いましたorz
http://homepage3.nifty.com/nmat/cnGohou.htm
和解のあとまでゴタゴタだったのね>サイボウズ

テーマ : 初心者のために・・・
ジャンル : コンピュータ

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

著作権あれこれの、切り落としww

Entry 112を料理するときに切り落とした、ベーコンのはしっこのようにコウバシイ所。

 ■

《FC2》に、新しい共有テンプレート承認時に、既存の共有テンプレートの著作権をおかしていないことを保証する義務はあるか?

出版社に、受け取った原稿が、世界中のすべての本の著作権をおかしてないことを保証する義務はあるか?で推測可能?? 
出版社の責任については、肯定した事例/否定した事例がある。

 ■

Entry 112記事自身の著作権合法性。法の条文と判例は「まるコピ」してもいいんす。著作権法第13条参照。《FC2》規約に関しては、正当な引用の範囲

 ■

NINJAは……動いたらしい。
http://templab.blog.shinobi.jp/Entry/15/

http://templab.blog.shinobi.jp/Entry/54/

 ■

著作権侵害(ウィキペディア) 侵害の要件がまとまっている。依拠性に関してもちょっと絡めたかったが、プログラムと依拠性を論じた判例に行き当たらず、きちんと述べるに至っていない。

 ■

コンピュータプログラムの複製権,翻案権侵害の判断の基準を示した事例 「東京地方裁判所 平成15年1月31日判決」 筆者水谷氏いわく「5歳児が描いた絵にも創作性が認められるとする創作性の一般的基準と比べた場合に,一見すると矛盾していると思われるかもしれません」。それだ!それ! もしも、ワタシが判断ミスを冒しているとしたら、小説書きのハシクレとして、その矛盾を越えきれていないせいだろう。

 ■

このブログの、ごくごく単純なスクリプトに、オープンソースとか書いてあるのは、半分ギャグです。残る半分は、「使っていいですよと出すものは使っていいと明示するかなぁ」という生真面目な気持ちです。<生真面目とか、自分でいうな

 ■

「サイボウズ事件」とか「sb vs JUGEM」とかもけっこう資料読んだんすがね。どうも、Entry112で挙げたケースがソースがそっくりでテンプレートの外見が違う(画像が全部張り替えてあるのでそうなる)のとは逆に、ソースが違って外見が同じ(サイボウズ)だったり、ソースが違ってテンプレートが互換(sb vs JUGEM)だったりするようです。

 □

「sb vs JUGEM」は、論客さんたちがわいわいと(楽しそうにw)議論していらしゃるばかりで、実際の訴訟は起こっていない模様。

 □

「sb違反派」の方の一人が、「創作者リスペクト」を軸に論議を始めてらしゃるのに、共感してみる。精神論なんて、法律の線のひっぱり方から遠いように見えるけど、フェアユースが著作権の要素として語られることまで視野にいれれば、的はずれとは言いきれぬ。

 □

この方の書き方が、私には一番しっくりくる↓
http://tdiary.ishinao.net/20050715.html
もちろん、デッドコピーおよびそれに類するもの(要は、まるまるコピーしたり、あるいコピーしたものをちょっとだけ書き換えたり)は、サイボウズ-ネオジャパンの判例から考えても、著作権法に抵触すると考えるべきだろう。しかしそのソースを参考に、一般的なTIPSレベルの要素を部分的に借用しながら、新しくHTMLやCSSを作成した場合、それは著作権法に抵触すると考えるべきだろうか?
Entry 112を著作権違反と考えるのは、あくまで、「HTMLがまるまるコピー」というケースだから。
何度も書くが、部分的に数行のコピーをするのと、数百行をそっくりコピーするのは違う。

 ■

メモ的リンク:『共有テンプレートの著作権』(ザピースカ2)著作人格権観点

 ■

備忘:“all rights reserved. ”問題に、まだ、ひとっことも踏み込めてないんですけどwww

テーマ : テンプレート
ジャンル : ブログ

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

テンプレート著作権と知恵蔵裁判~いしなお様への公開私信

 古いエントリーへのトラックバック、失礼します。たぶんこの問題は、いしなお様にとっては「終わったこと」なのだと思います。突然の見知らぬ者からのトラックバック、お許しください。

 当方は、現在、テンプレートと著作権に関する仮想的なケースに取り組んでおりまして、これに関して、ネット上の文献や記事を読み漁るなかで、いしなお様の表明が一番わかりやすく、それゆえになぜ後になって変更なさったのかが私にはよく理解することができませんでした。勇気を出して、TB差し上げる次第です。


 仮想ケースは以下のとおりです。

 《FC2》ブログには、共有テンプレートというシステムが存在します。ユーザーは、《FC2》の変数等諸設定に従ってテンプレートを作成し、《FC2》の審査の上、他のユーザーの使用に供することができます。金銭の取引は介在しません。強いていえば、名誉のみです。

 《FC2》は、規約で「共有テンプレートの著作権は共有テンプレート作者に帰属」としています。

 「他人が共有登録したテンプレートのHTML部分を丸パクリし、CSSで画像や色/カラム幅などを多少変更して、自作としてテンプレートを登録した場合」に、著作権法違反に問えるかどうかを、考察したいと思っております。


 「デッドコピーおよびそれに類するもの」と「一般的なTIPSレベルの要素を部分的に借用」した場合を分け、前者のみを抵触となさった記事、「(特にWebアプリケーションの一部として使われる場合は)プログラムの著作物として」著作権保護下に置けるだろうとなさったコメントは、グループウェアのなかのHTMLファイルの著作権を争ったサイボウズ判例に照らしても、納得できると感じました。

 ところが、後になって『知恵蔵』裁判を根拠に意見を変えていらっしゃることを知りました。

 この判例においては、レイアウトフォーマット自体に独立した著作権は認められない、という結論が下されたわけです。

 そこから敷衍すると、あるコンテンツに対して構造表現やレイアウトなどを行うために作成されたHTMLやCSSコードに関しても、そのHTMLやCSSコード自体に独立した著作権は認められない、という可能性が高いと考えられます。もちろん内容によっては、HTMLやCSSによって構成されたコード自体に著作物性が認められる可能性はゼロではありませんが、一般的なHTMLやCSSの使い方の範疇においては、上記判例を判断基準として採用するのが妥当でしょう。


 知恵蔵裁判は、朝日新聞社の『知恵蔵』に関して
・朝日新聞社が、ブックデザイナー鈴木氏に、「知恵蔵」のブックデザインとレイアウト・フォーマット用紙の作成を依頼。
・ブックデザイナー鈴木氏との契約が切れたあと、別のデザイナーにレイアウト・フォーマット用紙の作成を依頼して、使用。
・ブックデザイナー鈴木氏は、契約が切れた後に使用されていたレイアウト・フォーマット用紙が、鈴木氏が作成したレイアウト・フォーマット用紙とそっくりであるとして、著作権法違反で、朝日新聞社を訴えた。
という事件であると認識しております。

判例を読むと
(レイアウト・フォーマット用紙が)知恵蔵の編集過程を離れて独自の創作性を有し独自の表現をもたらすものと認めるべき特段の事情のない限り、それ自体に独立して著作物性を認めることはできない。
 控訴人は、本件レイアウト・フォーマット用紙は被控訴人から独立したブックデザイナー固有の知的創作物である旨主張する。しかし、年度版用語辞典である知恵蔵のような編集著作物の刊行までの間には、その前後は別として、企画、原稿作成、割付けなどの作業が複合的に積み重ねられることは顕著な事実であるところ、本件における前記一認定の前提事実に照らすと、本件レイアウト・フォーマット用紙の作成も、控訴人の知的活動の結果であるということはいえても、それは、知恵蔵の刊行までの間の編集過程において示された編集あるいは割付け作業のアイデアが視覚化された段階のものにとどまり、そこに、選択され配列された分野別の「ニュートレンド」、「新語話題語」、「用語」等の解説記事や図表・写真を中心とする編集著作物である知恵蔵とは別に、本件レイアウト・フォーマット用紙自体に著作権法上保護されるべき独立の著作権が成立するものと認めることはできない。

等と書かれています。(下線は引用者)

 つまり、これは『知恵蔵』の著作権者である朝日新聞社と、朝日新聞社から発注を受けていたブックデザイナーの間の裁判であるからこそ、「独立した」著作物性が認められないとされたのであって、たとえば、朝日新聞社ではない別の出版社が同一のレイアウト用紙をコピーして使っても違法性がないと読むべきなのかどうか、私にはどうしても理解できません。そして、当方が用意した仮想ケースは、「別の出版社が同一のレイアウト用紙をコピーして使った」のに近いと、考えております。


 ご助言を賜れば、まことに幸です。
 当然のことですが、お忙しかったり、あまりに程度が低いとお感じになりましたら、このままご放念くださいませ。



[自メモ]
著作権で保護されなくても、民法不法行為で保護されることもある、という展開も考えたが、《FC2》規約が著作権しか規定していないので、とりあえず深追いしない。


ishinao様にコメントをいただいたのですが、秘信扱いになっていましたので、ここに転載します。(経緯はコメント参照で^^)
こんにちは、ishinaoです。すでに記憶の彼方に飛んでしまった件ですが、うろ覚えの記憶をたどって返事を書いてみます。

『論議を呼ぶフォーマットの「著作権」(http://www.linelabo.com/chi99714.htm)』というページには、知恵蔵裁判の朝日新聞社側代理人弁護士に対して、

> 1. 一審・二審を通じての最大の争点は、「レイアウト・フォーマット」の著作物性の有無、と考えてよろしいでしょうか?
> 2. 「レイアウト・フォーマット」に関しては、朝日新聞社にも著作権が存在しないとの主張と理解してよろしいでしょうか?
> 3. 「レイアウト・フォーマット」には、どのような権利も認められないとのお考えでしょうか?
> 4. この裁判には、どのような意義があるとお考えでしょうか?

という質問状を送り、以下の回答を得た旨が書かれています。

> 1. ご質問のとおりです。
> 2. そもそも本件「レイアウト・フォーマット」は著作物ではないので、当然、朝日新聞社も著作権を持ち得ないとの立場です。
> 3. 著作権等の知的財産権は発生しないと考えております。
> 4. 朝日新聞社側としては、著作権法の一般的解釈に基づく当然の主張をしておりますので、特段意義があるとは考えておりません。

つまり、朝日新聞社の訴訟代理人である弁護士の方が「たとえば、朝日新聞社ではない別の出版社が同一のレイアウト用紙をコピーして使っても(著作権法上の)違法性がない」と回答しているわけです。

こういう判例がある以上、「出版物における各ページの文字組み、1行の字数、行数、行間、段間等を定めたもの」に相当する、HTMLコードやCSSコード(の本文を除いた部分)に関しては、独立した著作権が認められる可能性が少ないだろう、と判断した次第です。

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ご挨拶&雑文テンプレート著作権

著作権は、コワい化け物ではないのです~TMP*blogさんへ

TMP*blogさんにて、『懸念』を拝読。

──世の中に たえて桜の なかりせば 春の 心は のどけからまし 。

桜が、なければいいのに。
HTMLの著作権なんて、いっそ、なければいいのに。

なんか。お気持ちとしては胸が痛いほど判るんすよ。。


ただ、言い足しておいたほうがいいかな、と思う点が2,3。

まず、根本的に、「著作権」というもの。巨額の損害賠償を争う、プロ同士の著作権訴訟をみると、なんだかとっても特殊でデカいもののような気分がしてきますが。なんというか……、大したものではないのです(←ある意味暴言?)。

作品を公表するかどうかは、作者が決めていいんですよ、とか。
作者の名前は本名でもいいし、ハンドルでもいいよ、、とか。
作者が「この作品は勝手に変えないで」と言ったら、他の人は変えちゃダメなんだ、とか。
コピーしたり、インターネットに載せるのは、作者の権利…他の人は勝手にできないんだよ、とか。
作者は、著作権のうち、コピーするしない、インターネットに載せる載せないといった権利を、他人に譲渡することができますよ、とか。

創作をする者が、当たり前に持っている権利を、法律の言葉で定めているに過ぎません。


つらつらと読むと、けっこう色んなことが書いてあります。

たとえば、公式テンプレートや改造再配布OKの共有テンプレートをアレンジしてテンプレートを作った場合は、アレンジして作った作品にも、著作権の保護があるかと。

それから、素材サイトさんの素材を借りてきて組み合わせたテンプレート。これは「編集著作物」という名目で、権利がちゃんとありそうです。


『懸念』を拝読して、もしかして?と思ったのは、「創作性」という言葉に誤解がないかな、というところ。
「創作性」という言葉は(まぎらわしいですが)、傑作だから創作性が高く、駄作だから低いという意味ではないのです。
「個性」がでていれば、「創作性がある」のです。
>「あなたの作品は創作性がないから保護する必要はない」
「駄作だから」保護する必要がないのではなく。「元のテンプレートをちょっとしか変えてないから」元のテンプレートと区別して保護する必要がない、というのが、私の解釈です。ちょっとしか変えていない、ちょっとしか努力を注いでいない、それでも、残酷でしょうか?


けれど、公式テンプレートをベースに、タイトルの位置やメニューの位置を変更し、元にしたテンプレートとは全く違う色彩を配した共有テンプレートを考えた場合。配色や色彩に著作権等が発生する事はないそうなので、もし、レイアウトやHTMLやCSSに著作権が認められないとすると、この法律の保護からすぽりと抜け落ちてしまうことになるのです。そうなのかな。本当にそうなのかな。


何度も書いたとおり、この問題はグレイゾーンであって、「かなり奇抜…というか創造性豊かなHTMLソースやCSSソース」でないと保護されないのではないか、という意見もあります。「創作性」についても解釈は一つではなく、フォントの「創作性」について、かなり高度なものを求める、という判例もあり。もしかしたら、「あまりトッぱずれると、文字として読むことができないフォント」と、「あまりトッぱずれると、ブラウザーが読み取ってくれないHTMLやCSS」をからめての理論構築も可能かもしれません。

法律と判例の細かいところは、私よりずっと詳しい方に、SOSを求めていますが、お返事をいただけるかは、判りません。何度も繰り返しになりますが、いまのところ、グレイだと思っています。まだ、ホワイトじゃないと思います。



文中からリンクしている『著作権法』のファイルは、かなり前に作ったものを、最新の条文に入れ替えました。miyagawa氏のハイライトスクリプト。左メニューは、HIMAJINサマより。

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ジャンル : ブログ

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ご挨拶&雑文テンプレート著作権

想いを盛る器~テンプレート著作権シリーズの終わりに

『HTMLソースを著作権で保護できるかは疑問』
 そう書いてあるサイトは、実はいくつもある。

 検索にかかりやすいのはこのあたり。
 老舗『とほほのWWW入門』/「忙しい人のための簡略「提言騒動」話」

 正直いって、これを読んだとき、
「ブログテンプレートは、違う」
 と思った。
 もっと正確にいえば、
「違うはずだ」
……理性ではなかった。感情だった。


 話は少し、遡る。

 私は、小説畑の人間である。私程度の者がビブリオマニア*という言葉を口にすると、おそらく本物の方々から「けっ」と言われるだろうが、美しい本もそれなりに好きである。(*書籍マニア、書籍コレクター)
 装丁なしでも小説は読める。しかし、イラストレーションを含め、表紙や紙の質、フォントの選択、文字をツメるか否か、そういうものが総合的に形づくる「書籍のカタチ」がそれを我が物にした者の満足感を高める。

 サイトを作るようになったときに、「サイトデザインは、装丁だ」と思った。小説サイトを作るということは、自分が書いた小説の装丁を自分で手がけることができるようなものだ。私には美的センスが足りず、なかなかカッコイイものはできないが、それでも、楽しかった。

 ブログを始めてからは、(プロ/アマ含め)自分より優れたセンスの持ち主がお作りになったテンプレートを選ぶ楽しさや、それを自分の好みに微調整する楽しさを知った。

 《eXite》ブログでは、(現在はワケあって公開していないが)イチから自作したテンプレートでブログを立てていたし、《AmebaBlog》ではテンプレートコンテストで追っかけまがいのことをしていた。《FC2》に来れば、テンプレートシステムはさらに複雑で、巨大な「共有テンプレート」という場があった。

 文主体と絵や写真主体で、あるいは、日記と小説やエッセーで、あるいは、小説のなかでもその分野で。最適のテンプレートが異なってくる。それは画像や色彩の部分もあるが、レイアウトやメニュー配置の要素も十分に入ってくる。

 このブログは小説のためのブログなので。テンプレートの選択や、微調整の方法については、「サイトデザイン」というおこがましいタグを立てて、何度か書いてきた。

 

 言葉につまづくのは、私の持病だ。

 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。(著作権法第二条)


 この言葉に、私はつまづいた。「著作権がない」と断じられることは、テンプレートというものが「作品」という言葉に値しないと言われたのだと思った。思想又は感情……「想いを盛る器」であることを否定されたと思いこんだ。ひどく悲しかった。そして自分の感情のまま、つっぱしった。

 ナニかの糸が切れた状態で書いたものに対し、相手になっていただいた全ての方に、感謝している。なかでも、まったく無関係にも関わらず助言をいただいたいしなお氏にはとりわけの感謝を表したい。

>「著作権がある」というのは、通常「著作権法を根拠にした独占的な権利が保証される」を端的に表現したもの

 つまり。いしなお氏にとって、著作権とは(主に)財産権なのだ。
 長らくタダで小説を読ませあうコミュニティにいた私のなかで、著作権というのは著作人格権のことだった。
 だがもちろん、ほとんどの訴訟は、財産権側面の意味での著作権を巡るものだ。

 非常に正直に言えば、私はまだ全部に納得したわけではない。ただ、それは、私が著作権を学んだときの講師が、
「最終審の判決がでるまで「絶対」とは言うな」
と言っていた種類のことであって。これ以上、いしなお氏の時間を拝借し、説明をしていただいても、自分の心境が変化するとは思えない。
[いしなお氏以外の方のためのメモ]
いしなお氏が上げてくだったページ:
http://www.linelabo.com/chi99714.htm
→「レイアウト・フォーマット」は著作物ではない、という意見に対して

私が「独立して」にこだわって読んだのに似た読み方をする方もないわけではない。
http://www.linelabo.com/chi99c03.htm
http://bakera.jp/hatomaru.aspx/ebi/topic/921
が、、これを挙げて議論を続けようとしたところで、「判例が出るまでわかりませんね」という結論を繰り返すにすぎない。

 
 このテーマに取り組みだして、まだ1ケ月は経っていないのだが、それでも最初のころと比べると、HTMLの著作権を主張して何かをもぎ取ることは、思ったよりも苦しい戦いなのだろうということを、理解できるようになった。

 だが、この文章を読んだ方のなかで、
「じゃあ、パクるか」
と思った方がもしもいらしたとしたら、申し上げたい。

 人は──ほんとうに怒ったら──名誉のみのために、戦うこともある。

 本当にこじれたら、テンプレートの作者が、「パクった」者を法廷に引きずり出す可能性は、まだある。賠償金は免れたとしても、弁護士を雇うための金銭的損失も、頭の隅で想像しておいたほうがいい。

 だから、私は、今現在も。
 改造・再配布してもいいと開放されている公式テンプレートや(一部の)共有テンプレートがあるにもかかわらず、わざわざ改造再配布禁止のテンプレートをベースに共有テンプレートを作成なさる方には、「割があいませんぜ」とご忠告さしあげようと思うのである。




(おまけ)
http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/cr_copyright_lawm.htmより
紋谷暢男他著「プログラム著作権とは何か」
 「『創作的』といいますのは、作者独自の思想感情が表現されていること、つまり、他人のまねをしていないことというほどの意味で、他に例の無いような独創的なものであることまで求めていません。プログラムの場合、指令の組み合わせ方には作者の個性が出ており、通常同じ機能をもつプログラムであっても作成者により異なった表現になりますので、ごく単純に誰が作っても同じ表現になるようなプログラムや他人のものを写しとったようなプログラムを除き、『創作的』という要件を満たすといえます。」(32頁~33頁)


ふっと思いついて、人名で検索したらこんなもんがwww この方が私の著作権の「師」。客観的には数日の研修の講師だっただけ、この方は私を弟子とは思っておられるはずのない「片想い師匠」なのですが、ひじょーにパワーのある方で、人生観におよぶ影響を受けた気ガス……。 根本、師匠からズレてないかも??>自分




あ、あと、公式テンプレの一部()に書かれているために、共有テンプレートにも一部に引き継がれている「All Rights Reserved」表示について、記事にする予定でいましたが、私が書くより、この4つを読んでいただいたほうが良さそうなので、稿を改めて書くのは、やめ。

©について
http://jimphelps.at.infoseek.co.jp/circlec.html
http://hinawari.blog21.fc2.com/blog-entry-35.html
http://nagablo.seesaa.net/article/16441929.html
→年号が必要なので、「Copyright © [ブログ名]. all rights reserved」ではダメ。
→しかしこれの有無によって権利が左右されるのは、2006年4月時点で、カンボジアとラオスのみ

「all rights reserved」について
http://hinawari.blog21.fc2.com/blog-entry-92.html>「ブエノスアイレス条約加盟国の著作権表示」だそうです。
>ですが日本はこの条約に加盟していないので書く意味はありません。

テーマ : 共有テンプレート
ジャンル : ブログ

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

HTMLにも著作権あり、という見解

HTMLの著作権について、ある方に面白い情報をいただきました。

財団法人 ソフトウェア情報センタープログラム著作物登録、FAQより

[Q]ホームページは、プログラム著作物として登録できますか。
[A]ホームページの画面等をプログラム著作物として登録することはできませんが、HTMLで記述した部分については、プログラム著作物として登録できます。

……だそうです。同じページのQ4A4,Q5A5にあるとおり、著作権自体は自然に発生し、登録は第三者対抗要件にすぎません。

つまり文化庁長官から「指定登録機関」の指定を受けている団体が、HTMLについて、著作物であるという見解を持っているということです。これが「定説」であると言う気はさらさらありませんが、専門家のなかにも「HTMLに著作権あり」と考える方"も"ある、程度の主張はできるようになったかな(ほ)。

あのままフォーラムで議論してたら、この情報をいただくこともなかったわけで。まこと、縁とは異なもの。

テーマ : テンプレート
ジャンル : ブログ

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

解法という言葉が判ってないっ>自分

なんとも暗澹とすることに。「解法」という言葉の意味を思いっきり勘違いしていたことが判明。

名鏡さんの懇切丁寧な解説を読んでいるうちに、やっと判ってきた。
HTML文書が著作物でないはずがない。
解法は保護されない、どんなに独創的でも。


フォーラムに書き込みしたとき、「誰が書いても同じになるくらい短いプログラムの一部分」のことを「解法」というのだと信じこんでいました。

どこかで読んだプリンターがうんたらの判例に、そう書いて……なかったっけ?と、思ってわしわしとぐぐると、見覚えのあるページにたどりつき。読み直したら、「違うよ!全然違うよ!>自分」という感じ。

日本のプログラムの著作権の問題点

 すなわち、プログラムはこれを表現する記号が極めて限定され、その体系(文法)も厳格であるから、電子計算機を機能させてより効果的に一の結果を得ることを企図すれば、指令の組合せが必然的に類似することを免れない部分が少なくないものである。したがって、プログラムの著作物についての著作権侵害の認定は慎重になされなければならないところ、証拠<略>によれば、別紙目録二(五)ないし(八)記載の装置においては計測モード切替え、キーボード入力、計測エリア設定、計測及び共有メモリ書込みの機能はすべてハードウェアが行い、CA-7ⅡプログラムあるいはCA-9プログラムが相当すべき作業はプリンタ部分(計測データ等が共有メモリに書き込まれるのを待ってこれを読み出し、プリンタ用コードに変換して出力する。)のみであること、『本体側よりデータ入力後の処理ルーチン』の指令の組合せは、ハードウェアに規制されるので本来的に同様の組合せにならざるを得ないこと、『プリンター動作不能時の処理ルーチン』(すなわち、プリンタ待ちの処理ルーチン)は、CA-7ⅡプログラムもCA-9プログラムも共に極めて一般的な指令の組合せを採用していること、及び別紙目録二(五)ないし(八)記載の装置においては4000H以降がRAMエリアであるから、サブルーチンのスタックを区切りのよい4100Hにセットすることは常識的であることが一応認められる。なお、プログラムにおける『処理の流れ』自体は、アルゴリズム、すなわち著作権法第10条第3項第3号に規定されている『解法』であって著作物としての保護を受けない部分であるから、プログラムの創作性とは無関係である。

 薄色文字引用者。薄色のとこは私が読んだけど判んなかったとこだっ。で。頭のなかで前半と後半が完全にごっちゃになった、んだろう。。。orz

フォーラムに嘘書いて、ほんますみません。m(_ _)m

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

再論:テンプレートHTML/CSSに創作性はないか

 フォーラムの議論
 どうも前提条件がどんどんズレていく。私自身が書いている分の前提条件は、こんな感じだったんですけど。(今さら書いてももう遅いw)

HTML/CSSの議論以前に


 あたりまえですが、画像については、画像の作者に著作権があります。よっほど陳腐なもの(グレイと白の1pxの縞とか)は、ちと自信がありませんが。

 BLOGの構成については。
 世の中にBLOGと呼ばれるものはたくさんあります。ある程度「ありがちなカタチ」というものもあります。たとえば、左に記事カラムに右にメニューカラムとか、その逆とか、3カラムだったら記事が真ん中、いや記事を片寄せもけっこうあるね、とか。そのあたりは、著作権で誰かが権利独占できるようなものでは、ないです。

 フォーラムにも書いたとおり、私が共有テンプレ作者がHTML/CSSに著作権をもつと考えているのは、
★1:他テンプレートのHTML/CSSを参照せず(依拠せず)、変数一覧だけ見てイチから組み立てた場合
★2:元となったテンプレートのHTML/CSSに、作者の創造性を発揮するくらいのナニカを付け加えた場合(著作権法上、二次的著作物その権利参照)
のみです。はっきりいって、共有テンプレートのなかにはここで脱落するものもたくさんあると思います。

テンプレートの"創作性"


 けれど、たとえば。

 ある方のテンプレートでは、TOP画面にコメントが折り畳まれ、別ページを再度読み出さなくても読めるように組み上げられています。
 ある方のテンプレートは、極端にシンプルに軽く。
 ある方のテンプレートは、TOP画面では記事さえ読まずにメニュー画面だけ。
 どの変数を表示させどの変数は表示させないか、その選択はテンプレートのHTML内に反映されます。

 画像をたっぷり使った場合と、シンプルに仕上げる場合では、文字配置のバランスも変わってきます。それがfont-sizeやline-height、margin/paddingといったCSS上の数値に反映されてきます。

 文字の読みやすさを優先するか。おしゃれな雰囲気を優先して「マメ字」でいくか。それもfont-sizeやカラムのwidthといったCSS上の数値に反映されてきます。

──そこに(著作権的な意味あいでの)創作性はありませんか?

判例がないんだから、あなたand/or私が裁判官役


 上の例を御覧になって。いや、やっぱり創造性はないよ、HTML/CSSに著作権は皆無なんだよ、ということであれば、既存テンプレートのHTML/CSS中、一番目立つ色指定1行だけを変更したテンプレートも、「見た目が違うのだから、違う作品」です。それを「自分の作品」と呼ぼうが、共有登録しようが、誰も何も咎めだてることはできないはずです。

「え?それはちょっと違うんじゃないの?」
とあなたが思ったとしたら、裁判になったとき、裁判官もそう思う可能性があります。
 それが「心証形成」ってものです。

 裁判では、裁判官は法律と被告/原告の主張を見て、そのどちらが正しいか、自分が「感じたこと」を判決に盛り込む理論構成に入ります。WEB上の議論では、被告も原告もいませんから、主張文書が手元に届いたりはしません。かわりに、WEB上に散在する専門家の文章や判例解説、ときには判例文そのものを使いながら、バーチャルに「理論構成」をしてみる。……そんな気がまえで記事を書いているつもりです。実力が追いついてないのは、別問題。

 SOFTICのサイトの記述を某所で教えていただいて、私がものすごくほっとしたのは、HTMLはマークアップ言語だから著作権がない、という主張に対して、専門家でもHTMLをプログラム言語に含めている方がある、という証明になると考えたからです。

 HTML/CSSがPC用語としてプログラム言語に該当するかマークアップ言語するか、っていうのは、この際どうでもいいんですよ(←ちと冷たすぎ) 問題は、《FC2》のテンプレートが、著作権が定義するプログラムに該当するか?ってことなんです。

著作権法第二条

十の二  プログラム 電子計算機を機能させて一の結果を得ることができるようにこれに対する指令を組み合わせたものとして表現したものをいう。

 テンプレートの場合は、ブラウザ+ブログシステム/HTML/CSSで、「一の結果」がなされるンだから、「プログラムの部品」と考えていいと思うんです。「部品」であっても著作権が争えるという点については、サイボウズ裁判判例を参照のこと。と、まぁ、こういう理論構成をしようとしているわけです。

画面がそっくりのテンプレートは?


 逆に。HTMLやCSSが違っていても、画面がそっくりなら著作権違反なんじゃないの?
 という話があります。
 ただ、画面がよく似ていても、(たとえば、シャドウのかかった角丸のテンプレート二つについて、後発のものを著作権違反じゃないか、という議論がかつてあったようですが)、それが誰でも思いつくようなもので、後発の作者が前に出たものを見ていないということであれば、著作権違反とはならない可能性があります。著作権違反要件のなかの「依拠性」と呼ばれる部分です。(wikipedeia「著作権侵害」参照)

 私がHTML/CSSの「丸コピー」にこだわるのも、それが「依拠性」の一つの証明手段だと思うからです。
 よく似たテンプレートがあって、一番目立つ部分の色だけが違う。
 後発の作者は先発の作者のテンプレートを見て作ったのかどうか。
 見ないでつくったのであれば、「HTML/CSSが瓜ふたご」ってことは、ありえないわけです。

以上、〔『テンプレ著作権を巡る冒険』「テンプレートHTML/CSSに創作性はないか」の再論と位置づける〕

第三者対抗要件のコト


 あと。。。。。。。。

 第三者対抗要件、っていう言葉が通じなかったらしいので、ちょっと解説。
著作権は、登録をしなくても、自然に発生します。登録のメリットは、何時、誰かが作ったかの立証が容易になることであって、著作権が「存在する証明」ではありません。

 プログラムっていうのは、丸コピーが簡単です。だから……、
 Aさんがプログラムをつくりました。サイトで公表しました。Bさんがコピーして、「自分が作者だ」と公表した。
 こんなときに「Aさんのほうが先に公表してる」と証明するのが難しい。『Internet Archive』だの『ウェブ魚拓』だのが裁判で証拠として認められるか、私は知らないです^^; 『Archive』のほうはいつロボットがくるか判らんですし、『ウェブ魚拓』はいつまで保存してくれるのかよく判らん、という問題もあります。

 でももし、Aさんがプログラムを公表する前に登録をしていれば、その登録を示すことで、「何月何日にはもう登録しています」という証明になります。Bさんが「自分が作者だ」と主張したいなら、その登録前にプログラムの作成をしていたことを、証明しなくちゃいけません。これはすごい大変だし、面倒になります。これが「登録制度」のメリット。第三者に対抗する手段、ってことです。
 プログラムを組んでいた隣の席の人が、
「いや、Bさんが組んでましたよ」
って、裁判で証言しても、あまり信頼されそうにないですよね。
 客観的に信頼される団体なり官庁なりが、証明役を引き受けるわけです。裁判になるかならんか判らんものを保存しておく保管の手間とか、何月何日に引き受けたという記録作成の手間とか、地震や火事があってもなんとかなるように数箇所にあるのかないのか知らないけど、いろいろな手間と手数と人件費をひっくるめて、登録料が決まってると思われます。SOFTICは登録手数料は、47100円。ちなみに文化庁の創作年月日の登録は、3,000円なんだよねw

tag : 著作権

ご挨拶&雑文テンプレート著作権

テンプレート著作権記事を検索してみた

sugar氏ブログでpb氏のTBを拝見。
ユーザーフォーラムのテンプレートHTML/CSS著作権議論に関連して、記事を書いていらっしゃる方が他にも見つかるかと、検索をかけてみた。結論としてはほとんど出なかったんだけども^^、せっかくだからメモ。

それは仕様? (名鏡恵氏)

なんか流れがおかしいような気がする。
HTML文書が著作物でないはずがない。
解法は保護されない、どんなに独創的でも。
著作権法とテンプレートのコピーに対する私の考え方
レンダリング結果を保護すれば十分、ではあり得ない
テキストのないHTMLのテンプレートが表現するもの (4/12追加)
法律的な話は抜きに解決策だけ考えてみる (4/17追加)

sugar pot (sugar氏)

テンプレート(スキン、テーマ)の著作権

paper bag (pb氏)

「著作権」についてちょっと考えてみました。

forgets before it forgets (久川氏)

無知は罪です
・この方はFC2ブログのテンプレートではなく、サイトテンプレートかもしれない。

おまけ:当ブログ分

[4/12]以下、検索にはかからなかった分。リンク集という意味あいで追加。

poets (耳呈氏)

作るより、作ったものを守るのに熱心な人たち

Harukiya Archives (sug氏)

共有とは何か
守ってあげたい

[4/17]

CSS (IF氏)


No.3-HTMLやCSSの著作権??
テンプレートを作るに当たって著作権を考えた

PCAFE (daniel氏)


改変不可テンプレート?

Glim (有希之武氏)


文字に込められた思い

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