カレを初めて知ったときは、ときめいたわ。それは否定しない。
ちょっと、とっつきの悪いところがあるのは、あのときから判ってたけど、理性的で頭のいい、クールな雰囲気だったし、それでいて、
「この混乱をなんとかしなければ」
って、理想に燃えている感じもあったの。周りの人たちも、
「未来はカレが作っていくだろうね」
って言ってたし。 私、頭良くないけど、カレについて行こうとして、それなりに勉強したと思う。
でも。カレのこと、知れば知るほど、欠点も目についてくるの。
最近、昔のあの人と書いたものを読み返したら。なんだか、そっちのほうが、よっぽど心にしみるのよね。
結局、カレは、あっちの方ばっかり大事にしてて、わたしのことはあまり考えてないんだって、そう思っちゃった。
だから。決めたわ。私ももう、カレのことを第一に考えるのは止めることにした。
カレの名前は、W3Cスタンダード。
すみません。できごごろなんです。harukiyaさんのアーティクルにしみじみしつつも、つい。 こんにちわ(←無意味に挨拶)、数ヶ月前まで、某WEB小説交流サイトで、「tableレイアウトじゃなくて、divで書いてみようよキャンペーン」とかやっていた麻生です(滝汗)
いや、マジメな話、ページの両端に余白を入れるだけの目的で「<table (マージン関係省略)><tr><td>本文</td></tr></table>」っていうページがいっぱいあったもんで。「<div class="hogehoge">本文</div>のほうが短いじゃない? しかも外部CSS使ったら、全部のページをイッキにリニュできるんすよ?」って。あのときは、カレとも利害が一致しておりましたww
ユーザーフォーラムに、
HTML4.01 等リファレンス HTML講話 XHTML講話 CSS講話 ばけらのHTMLリファレンス ばけらのCSSリファレンス ってざらっとリンクしていた方に対して、「レイアウトが非常に似ている」というコメントがあったのにちょいと笑ったんですが、
うちのサイトは「そういうサイト」のパロディだったりww。(H1がとてつもなくちっちゃいとか、やたら派手な壁紙を両端に入れてみるとか)
そんなふうにジャレかかって遊んでみるくらい、カレには魅かれていたと思うの(*ー_ー*)
しかし、ユーザーフォーラムを見ておりますと、日々、疑問が亢進するばかりでして。
<div style="text-align:center;">より<center>のほうが、判りやすいうえに、(《FC2》では)カラム崩れのリスクが少ない、っていうのは、
ユーザーフォーラムでもだいぶ書かせてもらいましたが。
<span style=""> <span class="">だって、<font>のほうが、人が見て判りやすくないですか?
なんていうんだろう?「人間工学」? 目でみてわかりやすい言葉が選ばれていない>W3C 人工言語として、どうもセンス悪い感じが否めない……って、これはSF者だけが思うこと? (たぶん、プログラマさんたちは(機械にしか優しくない言語に馴れすぎていらして)こういう発想はなさらないかと)
HTML4.01が、1999年。
米パイラ社「blogger」のスタートも1999年だそうで。このころまで、HTMLタグは、プロと、がんばる(ことのできる)アマチュアが書くものだったのではあるまいか、と。
ブログは、WEBの敷居を大きく引き下げた。それでいて、定型のデータを吐き出す、融通の利かない一面もある。
ブログの普及によって、
「
エンピツ日記でテキストだけアップしていたレベルの方たちが、タグを読んだり書いたりするようになった」
ような。(……こういう発想だから、「初心者をバカにしている」と叩かれるンだな>自分)
で。「ブログの時代」にW3Cは本当に「ベストアンサー」なのか??
私はたしかに、スタイルシートの知識は大したことないです。(
小説書いている分には、そんなに凝った設定いらないんですよ)
でも、いま、もっと勉強しようという意欲とか、まして、他人サマに「これがいいのですよ!」といえる自信みたいなものが、からっけつ無くなっちまいました。
別ブログで、現在形で吼えてたら、鍵コメさんにお叱り(?)を蒙りましたので。キモチの変遷を遡る感じで書いて見ました。
[おまけ(7/27)]
検索しててこんなページを見つけた。
http://www.asahi-net.or.jp/~dp8h-izn/r2s.html絵描きとしての私はこう主張する。「デザイン重視が当然でしょ。規格に従ってヘボヘボのページしか表示されないんじゃ本末転倒じゃん」一方で、技術者の卵の私がこう主張する。「正しいことこそが正義だ。見た目が美しいことよりも、論理構造が美しいことを目指すのは理系の人間にとって当然でしょう」
この方の違和感を、4年遅れで追っかけてるのか>自分^^;
ま。アテクシはデザインセンスがないだけ、楽なんだわねww
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コメント
mick
fontとspanは目的が違いますから、文字の色や大きさを局所的に変えるだけなら素直にfontを使えばいいんです。
W3Cがfontやcenterを非推奨にしているのはそれらがHTMLの目的に合わないからです。この文脈では<span style="">や<span class="">だって非推奨ですよ。
>目でみてわかりやすい言葉が選ばれていない
強調はem(emphasis), より強い強調はstrong, 見出しはh1~h6(heading), 段落はp(paragraph),...
よく使う要素タイプは短く(p, a, h1~h6, ul, liなど)、あまり使わないものは略さずにわかりやすく(title, address, blockquoteなど)。
十分目で見てわかりやすい言葉だと思います。これをわかりにくいと感じるのはHTMLの役割を理解していないからでしょう。
http://ruke.blog5.fc2.com/blog-entry-152.htmlからの引用ですが、
「前提として何か記述・保存・公開・発信したい『情報』があるとして、それを如何に手間暇かけずにしかし性質良く記述・保存・公開・発信できるか、という観点」でHTMLはすぐれており、W3Cが推奨しているのはHTMLをそのように使うことです。いわゆる非推奨の要素では「性質良く記述・保存・公開・発信」できないため非推奨なのです。
>わたし《作成者》のことはあまり考えてない
以下も引用ですが、
「『たったこれだけの事に従えば、後は何も考えなくとも、大抵の場合あなたの文書は非常に扱いやすく余り問題を生じません』と言うのがHTMLだ。そして、『たったこれだけ』というのは、明確に記述・保存・公開・発信したい情報を持っている場合にだけ、極小の労力になる。それどころか、多くの場合、一番楽な記述の仕方となる。」
つまり、あなたの不満はHTMLを本来の目的で使っていないためだと思われます。
冒頭で述べたように非推奨の要素でもそれを理解していれば使えばよいと思います(少なくとも<span style="">や<span class="">よりはずいぶんマシ)。これは情報を「性質良く記述・保存・公開・発信」することよりもとりあえず見栄えを確保することの方が優先度が高い場合のことですが、一般的なブログ利用者はほとんどがそういう考えでしょう。
2006/11/12 URL 編集
麻生(阿檀)
>前提として何か記述・保存・公開・発信したい『情報』があるとして、それを如何に手間暇かけずにしかし性質良く記述・保存・公開・発信できるか、という観点」でHTMLはすぐれており、W3Cが推奨しているのはHTMLをそのように使うことです。いわゆる非推奨の要素では「性質良く記述・保存・公開・発信」できないため非推奨なのです。
私はもともとは理系の出で、マークアップというものが論文を書くのにどれほど適しているかは理解しております。
私ども(ナマモノ系)の定型ですと、
論文タイトル(h1)、
アブストラクト(h2)
マテリアル&メソッド(h2)
実験動物(h3)
試薬(h3)
技法(h3)
リザルト&ディスカッション(h2)
結果(h3)
考察(h3)
結語(h2)
というまさにカスケード構造をとります。
タイトル以外は、<p>と<br>、ときどき<img>、使うとしても、<strong>と<brockquote>くらいがあれば済んでしまいます。
まぁ紙ですと<a>リンクは入れようがないですが、最近のオンライン論文ですと、引用文献リストにリンク貼ってあったりしますね。
<font color>なんて要らないし、……(フォーラムで話のきっかけになった)音楽もいらない(笑
ただし。ブログのユーザーは論文書いてるわけではないのです。日記だったり、絵だったり写真だったり小説だったり。「保存・公開・発信」の価値のある情報なんて、そんなにないかもしれないけれど、それでも、ブログを通じて、リアルでは出会いようのなかった人間と繋がったりもします。そのコミュニケーションと楽しみ方を私は大切にしたいと思います。中学生の日記に、目がちかちかするほど色が使ってあったっていいじゃないですか。
もうひとつは、FC2ブログはもともと連載には向いていないので、それを無理に連載に使うとなると、(frameやiframeといった)別の無理をしないといけなくなる。これも、非推奨のタグをどんどん使うようになっていった一因です。
私がW3Cを「第一に考えるのは止めることにした」と宣言したのは、ブログのフォーラムに3月いたせいですね。W3C派の方々は、形のある「モノサシ」をお持ちですから、ときにそれをふりかざすように見えます。初心者は、それが「守らないといけない」ものなのか、自由度のあるものなのかも、判断がつかないでしょう。だから、とりあえず、「自由度はあるはずだ」と声を上げることにしたのです。最終的に決めるのは、もちろん、個々のユーザーさんですけど。
>一般的なブログ利用者はほとんどがそういう考えでしょう。
私自身は、“一般的なブログ利用者”で十分ですので。
2006/11/13 URL 編集